【採用】日本のHRについて考察するブログ【組織】

町工場からHRベンチャーに飛び込み、支社立ち上げや採用責任者など経た僕が日本のHR(採用・組織等)について日々感じる事を書いていきます!

【転職エントリー】町工場から人材ベンチャーと歩んだ僕が再び転職活動をした時の体験談 パート2

少し時間が空いてしまいましたが、前回既卒で町工場に入社するも半年で退職し、人生初の転職活動について書きました。

 

この記事では人生2度目、今から1年前の転職活動について書いていきたいと思います。主にこれまでの振り返りと活用した方法、その詳細を書きますね。

 

www.hr-saiyo-thinking.com

 

こちらは前回の記事です。町工場を退職してから人材系ベンチャー(主に技術派遣がメイン)に入社し、約4年半働きました。

 

その中で携わった事としては下記のような内容です。

 

  • 対大手メーカーの法人営業(技術派遣の提案)
  • 採用活動(中途・新卒)
  • 支社立ち上げ、支社長
  • マネジメント(営業・バックオフィス7名、派遣エンジニア105名)
  • 主な成果・・・地方で立ち上げた支社の2年目売上約3億、停滞した支社引き継ぎ1年で昨対2倍、年間約100名の採用(主に技術者)

 

町工場の時はひたすら金属部品を加工していたので、やる事は全然違いますね。

ただ、お客様が大手製造業で工場や研究所に行く事も多く、設計者や研究者と商談する事もあり、現場で働いた目線ならではの発想も出来ました。

採用面接においても製造と設計開発の違いなど、実体験を踏まえた話が出来るなど、過去の経験を生かすも殺すも自分次第だと思いました。

 

悪戦苦闘する時もありながらも、成果を出し続ける事が出来ました。何より明らかに自分のレベルより高い事に多々挑戦させて頂き、日々成長を感じる事も出来ましたね。

 

本題ですが、そんな僕もちょうど今から1年前、2度目の転職活動をしていました。

 

■2017年10~12月(実際の活動期間) 二度目の転職活動

普段面接官として就活生に向き合っていた中から、改めて自分が就活生になると以前上手く行かなかった苦い思い出も蘇っていましたね。

 

色々な事があり、11月には活動中だったものの先に会社に退職する事を告げました。退職する事を決めてしまったので、残った期間は選考数も多くバタバタしていたなーと今でも覚えています。

 

転職ですが、実は業界を人材系(派遣以外)とIT・WEB系で悩んでいました。とにかく話聞いてみないと、という事で両業種を並行して受けました。

2度目の転職は今までの就活と大きく異なりましたね。まず求人倍率が高く売手市場真っ只中な事。それに加え、今度は僕の経歴が武器として大きく活かせる事。

 

比較用として既卒時の就職活動を改めて書きますね。

既卒時代の就職活動 進捗と結果

書類応募 100社 書類通過 25社 1次面接 25社 2次&最終面接 1社 内定 1社

 

そして今回の転職活動と言うと・・・

■二度目の転職活動 進捗と結果

書類応募 25社 書類通過   17社 1次面接 17社 2次&最終面接   10社 内定 7社

 

デジタルな数値だけ見たら同じ人間とは思えないですね。

実際こんなに書類や面接が通過した事が人生初めてだったのでトラウマだった面接も次第に楽しくなってました。

 

ただ、選考が通過していない時もあり、主にIT・WEB系の企業でした。内定を頂いたIT系もあったのですが、諸々考える中でHRの領域を更に深めようと今に至ります。

 

転職活動は主に下記の手段でやっていました。

  • 転職エージェントに依頼(大手3社、ベンチャー2社)
  • ダイレクトリクルーティング登録(ビズリーチ、キャリアトレック)

 

これまでは求人広告で自分で探して応募していたのですが、現職勤務中だったので面接確約の前提でとにかく効率重視で受けました。求人広告だと未経験歓迎求人が多く、どれが自分の条件に合っているのか全然分からず全く活用しなかったですね。

 

各々詳細はこんな感じです。もし転職活動始めようとされている方がいれば参考としてこんな会社や手段もあるんだな、とご覧ください。

 

■転職エージェントの依頼(大手3社、ベンチャー2社)

依頼した会社ごとに書いていきますね。先になんでこんなに依頼したのか書くと、当時は自分の可能性を狭めたくなく、違った目線の多い情報を仕入れたくて5社にお願いしてました。

(結果論ですが生産性考えたら2~3社に絞っても良かったかなぁ……)

 

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リクルートキャリア社

日本で1番求人を沢山保有している事もあり、初めて依頼したエージェントです。

30歳前後の女性担当が付き、丁寧なヒアリングやその場で複数の求人打診して頂きました。

自分の利益のため、ではなく僕のキャリアの事を真剣に考えた上で厳しい事も含めたアドバイスも頂き、転職関連の事で悩んだら度々電話相談も乗って頂きました。

 

また、転職希望者には専用の求人検索サイトが提供されます。求人広告と異なり、未経験ではなくリーダー・マネージャ求人なども含めて細かく検索ができ、応募をすると担当営業が企業に直接推薦してくれる仕組みでした。

 

・パーソルキャリア社

同じく大手の人材会社。同じ年齢の女性担当が付き、日々求人打診して頂きました。

最終的に実はパーソル社経由で今の会社入った事にも繋がっています。

リクルート社と正直求人は被りが多い中、別の目線で打診頂けるので、予想外だけど面白そうな求人の機会にも巡り会えました。(そのうち1社が何と今の会社…!)

 

JACリクルートメント社

同じく大手の外資系人材会社。上記2社とは仕組みが違い、営業が両面型&色んな営業から求人打診されるのが特徴です。

リーダーポジションのそこそこコアな求人が多かったり、尚且つ両面なため対企業と密な関係作りをされていたので、優秀な担当営業の求人は裏側の情報まで沢山聞けたりしました。

 

ベンチャー2社

ビズリーチに登録した際にスカウトを頂いたのがキッカケで話しました。1社は大手のグループ会社(でも全員で10名くらい)、もう1社がIT・WEB特化の会社。

 

前者は担当営業が優秀すぎる人で、ピンポイントで僕の好きそうな求人を絞って打診頂き、尚且つ申し分ない面接対策時の情報提供も頂きました。僕という個人に非常に向き合って頂き、今でも交流があったりします。

後者はIT・WEB業界の知識までインプットして頂き、非常に助かりました。また、この業界の仕組みや会社ごとの違いなど学ばせて頂き、さすが業界特化だなと思いました。

 

両社共に感じたのは1名1名に対して密に向き合って頂いているんだな、と思いました。候補者数の違いも物理的にはあると思いますが、ここまで僕に対して一緒にキャリアを考えてくれる時間を割いて頂いたのは嬉しかったですね。

 

■ダイレクトリクルーティング登録(ビズリーチ、キャリアトレック)

人材紹介と同時活用していました。理由として企業から面接・選考確約のスカウトが直接届く事が大きかったですね。候補者から見れば興味ある会社を効率的に受けられて助かりました。(企業側の工数は……ここでは触れないでおきましょう)

 

ビズリーチ

審査制の転職サイトですが、問題なく登録できました。

1000万以上管理職ばかりなのかなと最初は思ったのですが、意外と500万~700万の求人など幅広くありました。500万下回っているのは全然なかったので、何かしら実務経験がある人や年収・ポジションを上げたい人などお勧めです。

 

3社受けて1社は内定まで至っています。いずれも定時条件や仕事内容は僕の書いた希望条件内で、後は直接話さないとわからないなぁってレベルだったので、非常に有意義に活用出来たと思います。

また、転職エージェントから多々スカウトが届き、その中で良いエージェントさんとの出会いもありました。

 

・キャリアトレック

当時はCMなどやっていなかったのですが、何かで調べて登録。20代メインのスカウト型転職サイトですね。

こちらは2社受けて1社内定まで至っています。当時は50名以下のベンチャーからスカウトがよく届くなぁって思っていました。提示条件も求人によってはマチマチ。

今だと大手や中堅規模の会社含め当時より更に多くの会社からスカウトが受け取れるので、登録して損はないと思います。

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以上です。今思い返すとめっちゃありますね。

改めて当時は明確に行きたいって会社が定まってなく、後であの会社・業種受ければ良かったと後悔したくなかったので短期間でこれだけ詰め込みました。

 

自分にとっては可能性が短期間でも多々広げられて良かったのですが、エージェントの方からすれば他社だけでなくスカウトサービスも活用されているので内心考えただけで申し訳無さも多少はありますね。

 

また、上記とは別に知人の紹介で1社受けて内定承諾に至った会社もあります。所謂リファラルですね。知人紹介がなんだかんだ1番選考もスムーズに進みやすいと思うので、もし受けたい会社に知人や友人がいれば頼るのは有りだと思います。(会社からしてもコスト全然かからないので…笑)

 

長くなりましたが、僕の二度目の転職活動はこんな感じでした。

既卒として就活していたときは、興味があって受けたくても書類が通らない事がザラにある中で、二度目の活動はそんな事がなく話をしっかり聞いた上で判断出来たので満足に終われましたね。

 

結果、今は技術派遣とは違う領域で採用や組織に対して向き合う仕事をして充実した日々を過ごせています。IT技術にも関われているので、「HRもITもどっちやろうか悩んでいた自分」を振り返ると良い出会いに恵まれました。

 

欲を言えばもっとやりたい事も出てきているのですが、それはまた別の所で。

 

 

ではでは。